それでも私は Though I’m His Daughter

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ⒸYo-Pro

「娘なことは、罪ですか?」

加害者家族が背負い続ける葛藤の記録
1995年3月、日本を震撼させた地下鉄サリン事件。その首謀者の娘として生まれた松本麗華(まつもと・りか)は父親が逮捕された当時12 歳。以来、どこに行っても父の名、事件の記憶、そして「お前はどう償うのか?」という問いがつきまとってきた。「「虫も殺すな」と説いたはずの教団の信徒たちが起こした数々の凶行に衝撃を受け、父親が裁判途中で言動に異常を来したために、彼がそれら犯罪を命じたこともまだ受け入れ切れない。死刑の前に治療して事実を話させて欲しいとの彼女の願いに識者らも賛同し、真相を求め続けるが、間もなく突然の死刑執行。麗華は社会が父親の死を望んだと感じ、極度の悲しみと絶望のうちに生きることになる。それでも人並みの生活を営もうとするが、定職に就くことや銀行口座を作ることさえ拒まれる。国は麗華に対して教団の「幹部認定」をいまだに取り消さず、裁判所に不当を訴えても棄却されてしまう――。
地下鉄サリン事件から今年で30年。前作『望むのは死刑ですか オウム“大執行”と私』でオウム事件と向き合ってきた長塚洋監督が6年の取材を経て、加害者の家族として松本麗華が懸命に生きる姿を映し出す。

 

監督 長塚洋
作品データ 2025年/日本/カラー/119分
配給協力 きろくびと
配給 Yo-Pro

 

上映期間 6/14(土)~
当日料金 一般:1,800円/大学・高校:1,500円/シニア:1,200円/障がい者・同伴者(1名まで):各1,000円
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