たまらん坂

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監督 小谷忠典 × 原作 黒井千次

4年の歳月を経て完成―「武蔵野」を舞台に織り成す新たな映画体験

国内外で注目を集めたデビュー作『LINE』をはじめ、『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』『フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように』など意欲作を生み出してきた小谷忠典監督が、武蔵野大学/武蔵野文学館の協力の元、黒井千次氏の短編集を基に四年に及ぶ撮影期間を費やして完成させた長編劇映画『たまらん坂』。マルセイユ国際映画祭をはじめ各国の映画祭で評価された本作が、待望の日本公開となる。

小雨降る秋の日、女子大生ひな子(渡辺雛子)が寺の境内を歩いている。毎年、母の命日には父の圭一(古舘寛治)と墓参りに訪れていたのだが今年はひな子一人であった。ふと母の墓前に一輪のコスモスの花が供えられているのが目にとまる。母が亡くなってから17年、祖父母も鬼籍に入っており他人の影を感じることはなかったひな子は不審に思う。携帯電話が鳴る。受話器の向こう側では飛行機が欠航になり墓参りには来られないことを告げた上で、「たまらん」と漏らす圭一の声が聞こえる…。

 

監督 小谷忠典
出演 渡邊雛子/古舘寛治/小沢まゆ/渡辺真起子/七里圭/黒井千次
作品データ 2019年/日本/86分/モノクロ/16:9/5.1ch/DCP
配給・宣伝 イハフィルムズ

 

 

4/2(土)~4/7(木)短編作品「びびのゆくえ」併映あり(上映前)

第23回ショートショートフィルムフェスティバル&アジア

第21回ニッポン・コネクション(ドイツ)

 

俳優の卵ひな子は、愛猫のびびと暮らしている。実家から届いた荷物を受け取る際、ひな子はうっかりびびを逃がしてしまう。必死にびびを探すひな子は、ビル群を背に佇むもんぺ姿の若々しい女性と出逢う…

監督:小谷忠典/出演:渡邊雛子/15分

上映期間 3/19(土)~4/8(金)
上映時間 12:30
当日料金 一般:1,800円/大学・高校:1,500円/シニア・障がい者:1,000円
備考 【WEB割引1,500円】※WEBでの予約限定の割引となります。
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