『いまはむかし 父・ジャワ・幻のフィルム』公開記念!! 伊勢長之助関連特集上映

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伊勢真一監督の父、伊勢長之助は戦前・戦中・戦後を記録映画一筋に生きた構成編集者だった。 「いまはむかし」公開を記念して、伊勢長之助の代表作と関連作品を特集上映します。

 

ニュース特報『東京裁判 ─世紀の判決』 9/11(土)・17(金)

第二次世界大戦後、昭和23年に行われた極東軍事裁判の速報ニュース。 日本がアジアを植民地化していく過程を描き、大東亜戦争(太平洋戦争)の日本の戦争責任を問う。 映画は憲法第九条「戦争放棄」をメッセージして終わる。 戦時中、国策映画に関わった伊勢長之助をはじめとする映画人による製作。

 

 

 

作品データ 日本/1948年/25分

 

『森と人の対話』 9/11(土)・17(金)

静岡県井川山林を舞台にした東海パルプのPR映画。 親友だった映画人、瀬川順一カメラマンによって捉えられた森と、 山で働く人々が向き合う四季を、伊勢長之助の編集が詩いあげた作品。 森を育て森に育まれて生きる人々のドキュメンタリーは今の時代にも、多くのことを語りかけている。

 

 

 

作品データ 日本/1972年/50分

 

『奈緒ちゃん』 9/12(日)

奈緒ちゃん

伊勢長之助と仕事を共にしたスタッフによる製作。伊勢長之助の孫、奈緒ちゃんはてんかんと 知的障がいを持って生まれた。8歳から成人式までの12年間を追ったヒューマンドキュメンタリー。 障がいのある子を持つ家族の日常を、淡々と、そして静かに見つめ続け、 映画は“しあわせ”について問いかける。

毎日映画コンクール記録映画賞グランプリ
キネマ旬報文化映画ベストテン2位

 

 

演出 伊勢真一
撮影 瀬川順一
音響構成 木村勝英
編集 熱海鋼一
作品データ 日本/1995年/98分

 

『ルーペ ―カメラマン瀬川順一の眼―』 9/13(月)

ルーペ

伊勢長之助の親友だった瀬川順一カメラマンのヒューマンドキュメンタリー。 中国戦線を記録した映画「戦ふ兵隊」での体験が語られる。 「誰もわかっちゃいないんだ ! カメラマンは、いないけど、いるんだ…」 戦前・戦中・戦後にわたって、ルーペをのぞき続けたひとりの映画人の記録。

日本映画ペンクラブ記録映画グランプリ
キネマ旬報文化映画ベストテン3位
 

 

演出 伊勢真一
撮影 安井洋一郎
作品データ  日本/1996年/90分

 

『カラコルム』 9/14(火)

カラコルム・ヒンズークシ探検の記録。木原隊は文化を追い、今西隊は氷河に挑む。 当時まだ珍しかったカラーの35ミリフィルムで撮影。全国で上映され大ヒットした。

毎日映画コンクール教育文化映画賞

 

 

  日映新社
構成・編集 伊勢長之助
撮影 林田重男/中村誠二
作品データ 日本/1956年/79分

 

『佐久間ダム 総集編』 9/15(水)

ダム工法を革新した画期的な事業とされる天竜川中流・佐久間ダムの建設記録総集編。

毎日映画コンクール教育文化映画賞
東南アジア映画祭非映画部門最高作品賞

 

  岩波映画
企画 電源開発株式会社
監督 高村武次
構成・編集 伊勢長之助
作品データ 日本/1958年/96分

 

『新しい製鉄所』 9/16(木)

千葉県君津の新鋭製鉄所の製鉄工程をダイナミックな映像で紹介。

1959年教育映画祭最高賞
第3回日本紹介映画コンクール特別賞
1959年度キネマ旬報ベストテン短編映画1位

 

  岩波映画
企画 川崎製鉄
撮影 瀬川順一
構成・編集 伊勢長之助
作品データ 日本/1959年/43分

 

『巨船 ネス・サブリン』 9/16(木)

9万屯タンカーの建造工程とともに、大型タンカーブームが始まった造船界を記録。

1961年教育映画祭最高賞
第三回科学技術映画祭入賞
第5回日本紹介映画コンクール外務大臣賞

 

  岩波映画
企画 三菱造船
監督 楠木徳男/富沢幸男
構成・編集 伊勢長之助
作品データ 日本/1961年/42分

 

 

 

 

上映期間 9/11(土)~9/17(金)
上映時間 12:00
当日料金 一般・大学・高校:1,500円/シニア・障がい者:1,000円
備考 ★『いまはむかし』半券を受付で提示:1,300円でご鑑賞いただけます。
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