“君は上海アニメーションを観たか!” 水墨画アニメを中心に美しく完成度の高い上海アニメーション全12作品連続上映! 「おたまじゃくしが母さんを探す」他5作品本邦映画館初上映!




その昔、手塚治虫、鈴木伸一、宮崎駿、高畑勲をうならせた珠玉のアニメーションが中国・上海美術映画製作所で作られていた。水墨画アニメーションあり、切り紙、セルアニメ、人形アニメあり、その芸術性の高さ、美の完成度は今も他の映像作品の追随を許さない。世界に冠たるアニメーションを作り出している日本。唯一世界に誇れる文化であるジャパン・アニメ。しかし、これを観てほしい。CGでは作りえない、そして今では製作不可能な美の世界、そこはかとない詩情が“上海アニメーション”の中にある。その映像の宝物が、映画館に蘇える。

Aプログラム
「おたまじゃくしが母さんを探す」
1962年/16分/カラー/スタンダード
リアルな動きと水墨画の淡い雰囲気がマッチした初にして最高峰の域に達した水墨画アニメ。
「三人の和尚」
1980年/20分/カラー/スタンダード
これはおもしろい。ユーモアたっぷり。不思議なサイズの画面に、極端に単純化された線描。中国にもこんな笑いがある。
「鴫(しぎ)と烏貝」
1984年/29分/カラー/スタンダード
ヨーロッパで盛んな切り紙アニメの水準を上回り、しかも水墨画アニメの技法を取り入れた最高作。
「火童」
1984年/29分/カラー/スタンダード 
中国少数民族の少年が悪の大王に捕らえられた父を探しにいく冒険譚。奥行きのある画面構成が魅力。
「鹿を救った少年」
1985年19分/カラー/スタンダード
自分の身を挺して山の動物たち、鹿や小鳥を救った物語。素朴でシンプルなデザインが興を誘う。
Bプログラム
「ナーザの大暴れ」
1979年/59分/カラー/シネスコ
宮崎駿氏が感動したと公言してはばからない長編セルアニメ。古典的神話「封神演義」の中のエピソード。
「猿と満月」
1981年/10分/カラー/スタンダード
中国で民間芸術として発達した切り紙のアニメーション。月を掴み取ろうとする猿たちが愛らしい。
「鹿鈴(ろくれい)」
1982年/20分/カラー/スタンダード
少女の姿と表情がかわいいので水墨画アニメーションが紹介される時、必ずビジュアルが使われる。
Cプログラム
「不射の射」
1988年/20分/カラー/スタンダード
人形アニメーションの第一人者として国際的に知られる川本喜八郎が上海美術映画制作所と協力して作り上げた、中国春秋戦国時代を題材にした海外でも評価の高い傑作。
「牧笛(ぼくてき)」
1963年/20分/カラー/スタンダード
シンプルで詩情溢れる水墨画アニメーションの最高傑作。少年と水牛の動きと笛の音には、まさに癒される。
「蝴蝶(こちょう)の泉」
1983年/24分/カラー/スタンダード
雲南省の少数民族ペー族に伝わる悲恋の物語を簡潔な線と淡い色調でエキゾチックに仕上げた。雲南の画家・朱岷甫が美術担当として加わった。
「琴と少年」
1988年/19分/カラー/スタンダード
シンプルにして繊細な筆の線によって描き出される水墨画特有の美しさが際立つ作品。

提供 ワコー
配給 ワコー+グアパ・グアポ