奇想天外映画祭 Bizarre Film Festival Freak and Geek アンダーグラウンドコレクション 2019

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すぐれた演技、巧みなストーリテング、美しい映像、心地よい音楽、画史的意義、完成度、感動……

それら映画として求めれれることすべてに潔く背を向けでも、追求せずはいられないことがある。
誰もやっていないこと、やりすぎてグロテスクになってしまうこと、誰も見たことがないものをスクリーンに映しだすために、ほかのべてを犠牲にする。ごくまれにそんな映画がある。ただ個人的妄執のみによって、観客など無視して、個人的名声さえも求めず、ただやりたいようにやった結果生まれてしまう映画。そんな映画だけが本当の意味で人を驚かすことができる。そんな映画との出会いこそが、あなたの一生を変えてくれるかもしれない。

柳下毅一郎 (映画評論家)

 

上映スケジュール

映画祭タイムテーブル

 

【A】『フリークス』

Freaks©1932MGM

“心の醜い人間こそが怪物だ”。90 年近くの時を経て今なお燦然と輝く“映画史上唯一無二の存在”ともいえる奇跡の怪作。

 

 

 

 

 

監督 トッド・ブラウニング
出演 ハリー・アールズ/ウォーレス・フォード/オルガ・バクラノヴァ
作品データ 1932/アメリカ映画/64 分/35mm

 

 

【B】『チャパクア』

Chappaqua

「チャパクア」とは”流れる水の源”の意。ドラッグとアルコールで入院したサナトリウムで体験した世界を目の眩むようなシュールな映像で再現したルークスの処女作にして唯一無二のビート・ムービー。

 

 

 

 

監督 コンラッド・ルークス
出演 ウイリアム・バロウズ/アレン・ギンズバーグ/ジャン=ルイ・バロー
作品データ 1966年/アメリカ映画/82分/DVCAM/ヴェネチア映画祭銀獅子賞

 

 

【C】『見世物』

The Show[misemono]©1927MGM

サーカス小屋出身の監督ブラウニングが見世物小屋に生きる“過去を持つ”さまざな人間たちを描いた群像ドラマで、5年後の「フリークス」を予感させるシークエンスも登場する。

 

 

 

 

監督 トッド・ブラウニング
出演 ジョン・ギルバート/ルネ・アドレー/ライオネル・バリモア
作品データ 1927/アメリカ映画/76分/サイレント映画/BD

 

 

【D】『グレンとグレンダ』

Glen or Glenda©1953 Poly Film

“とにかく映画大好き”な監督エド・ウッド、29 歳の長編デビュー作。筋金入りの女装マニア、エド・ウッドが手がけた処女作は女装趣味映画。デヴィッド・リンチ最愛のエド映画として知られる!?

 

 

 

 

監督・原案・出演 エド・ウッド
出演 ベラ・ルゴシ/ドロレス・フラー
作品データ 1953年/アメリカ映画/67分/35 mm

 

 

【E】『怪物の花嫁』

Bride of the Monster©1955 Poly Film

放射線で人間の超人化に挑むSF ホラーだが、途中製作資金がなくなり完成に1 年かかった。クライマックスのベラ・ルゴシとぬいぐるみ巨大タコとの大格闘シーンには絶句させられる、こと請け合い。

 

 

 

 

 

監督 エド・ウッド
出演 ベラ・ルゴシ/トー・ジョンソン/トニー・マッコイ
作品データ 1955年/アメリカ映画/66分/35mm

 

 

【F】『プラン9・フロム・アウタースペース』

Plan 9 from Outer Space©1959 Poly Film

監督エド・ウッドは映画を撮る才能が全くなかった。そして彼の作品は中途半端な駄作ではなかった!宇宙人が死者を蘇らせて9回目の地球征服を企むというこのSF 映画は“最低映画の金字塔”の名を刻んだ。

 

 

 

 

監督 エド・ウッド
出演 トー・ジョンソン/バンパイラ/ベラ・ルゴシ
作品データ 1956年/アメリカ映画/76 分/35mm

 

 

【G】『大地の時代』

A Idade da Terra[daichi no jidai]© 1980 GRUPO NOVO DE CINENA E TV

シネマ・ノーヴォの誕生を世界に告げたブラジルの“狂気の映像作家”グラウベル・ローシャの荒々しくも繊細でパワー溢れる映像解体シンフォニー。“ブラジルの肖像の脇に置かれた私の肖像画”という言葉を残したローシャ43 歳の遺作。

 

 

 

 

監督 グラウベル・ローシャ
出演 マウリシオ・ド・バッレ/ジェス・バラダン
作品データ 1980年/ブラジル映画/151分/BD

 

 

【H】『サンタ・サングレ/聖なる血』

Santa Sangre© 1982 Medallion Media

“邪悪な悪魔の血でさえも天使の存在を思い浮かべる美しい瞬間がある”伝説のヘッド・シネマの高僧ホドロフスキーが前作から8年ぶりに作り上げた衝撃の神話的奇作。ホドロフスキーは“この映画は神の技だ。神が私に作らせた”と語っている。

 

 

 

 

監督 アレハンドロ・ホドロフスキー
出演 アクセル・ホドロフスキー/B・ゲラ/アダン・ホドロフスキー
作品データ 1989年/イタリア=メキシコ合作/123分/BD

 

 

【I】『アタック・オブ・ザ・キラートマト』

Attack of the Killer Tomatoes!© 1978 KILLER TOMATO ENTERTAINMENT

アメリカ中に突然殺人トマトが現れ人間を襲い始める。政府が極秘に開発していた巨大トマトが突然変異を起こして人間襲撃を始めたのだ…。あまりに馬鹿馬鹿しいストーリー展開は公開当時“不朽のZ 級映画”と揶揄されたが、今や伝説を超えたカルト珍作。

 

 

 

 

監督・製作・脚本・編集・音楽 ジョン・デベロ
出演 デヴィッド・ミラー/ジョージ・ウイルソン
作品データ 1978年/アメリカ映画/87分/BD 提供:キングレコード

 

 

【J】『バスケット・ケース』

BasketCase© 1981 The Basket Case Co. All rights reserved.

強制的に身体を切り離されたシャム双生児の兄ベリアルをカゴに入れて持ち運ぶ弟ドウェイン。彼らは術後ベリエルを生きたままゴミ箱に捨てた医師たちへの復讐を始めるのだが…。16 ミリで撮られた映像が不気味なリアリティを生み出している。後世に語り継がれるホラー迷作である。

 

 

 

監督 フランク・ヘネンロッター
出演 ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック/テリー・スーザン・スミス
作品データ 1982年/アメリカ映画/91分/BD 提供:キングレコード

 

 

【K】『ハネムーン・キラーズ』

The Honeymoon Killers© 1969 ROXANNE CO. ALL RIGHTS RESERVED.

デブの中年女ベックと結婚詐欺師フェルナンデスが愛と嫉妬にまみれた冷血な殺人事件を繰り返し3 年間で20 人以上の女性を殺したとされる実在の事件をリアルに描出した衝撃作。F・トリュフォーが“最も好きなアメリカ映画”だと語ったこの作品はオペラ作曲家レナード・キャッスルが手がけた唯一の映画であり、半世紀を経て、今や“真の怪作”に昇華した。

 

 

監督・脚本 レナード・キャッスル
出演 シャーリー・ストラー/トニー・ロー・ビアンコ
作品データ 1970年/アメリカ映画/103分/DCP 提供:キングレコード

 

 

映画祭 配給 アダンソニア

 

上映期間 6/8(土)~6/21(金)
上映時間 作品案内参照
当日料金 一般:1,500円/大学・高校:1,300円/シニア:1,000円
特別鑑賞券 1回券:1,300円/3回券:3,000円
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